no.10

27

MONDAY

February

今年はまだ運勢を試していませんが

上等な頭ではないので、毎年引いては忘れ、引いては忘れ、しています。

そのくせ、辛い時は心から助けを請うので

罰当たりだと呆れられていることでしょう。ごめんね神様。

そうきっと神様も呆れてしまうくらい、

理不尽なことが続いた年明け。

努力は必ず報われるとか、誰かが頑張りを見てくれているとか、

その類いの言葉が一切信じられなくなってしまった日もあったりして。

20年生きてきて、今まで信じきっていた自分も自分なんですが

でもやっぱり「うまくやる」ことだって時には大切で

「うまくやった」先に待っているものや手に入れられたものが

案外、綺麗にまとまった良い結果だったりすると余計

頭の固い私は悩んでしまったりしたのです。

大人が理不尽なレールを敷いていたからなおさら。

けれど大人の何が偉いって

長く生きていることじゃなくて

理不尽を飲み込んだり、理不尽と戦ったりしながら

理不尽と生きている所なんですよ。

子供だから許されてきた、理不尽に対する文句も

大人なら「大人なんだから」の一言で受け入れなくてはならなくて

どれだけ破天荒な人も、ルールなんて守っていないような人も、

どこかで「うまくやっていて」、

大人、かっこいいなあって。近付きたいなあって。

もうすぐ私たちも、大人になります。

なれるのか、なれないのか、なってみないことには、何とも。

ただどうしようもなく大人になりたくはなってきたので

そろそろ大人、やってみます。

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no.9

11

SUNDAY

December

暑がりで寒がりなわがまま娘にとって過ごしやすい季節が終わってしまった。

終わって欲しくなかったなあ,秋。

なんせ、冬がやってくる。寂しくて寂しくて,しかたのない冬が。

お葬式に行ったことはあったけれど、

看取ったのは,去年のその日が初めてだった。

幼い時に経験をしている人はすごい。ほんとうにすごい。

そこは、家族や心知れた人しか立ち会ってはいけない、神聖な領域だった。

間違っても,居合わせるなんてことのないようにしないといけない。

だって到底、抱えきれるものではないから。

だからこそ、そこに居なくてはいけない人もいて。

でもそれを判断するのは誰でもなくて。

正解か不正解かは、もはや分からない。

2016年、

ペンも人をころすのだと知った。

今年の最後には、理不尽な別れを突きつけられそうだ。

また笑われるかもしれないけれど、未だに大逆転を信じている。

ペンにはペンで打ち勝つしかない。

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no.8

25

OCTOBER

TUESDAY

まだ20年と少ししか生きていませんが。

忘れられないことはいくつかあります。

私の場合、

保育園の節分で出てきた鬼の被り物の顔とか

髄膜炎の骨髄注射の痛みとか

自分のミスで負けたダブルスの試合とか

泣いた思い出ばかりなんですけど、

今もふとした時に思い出すと、夢に出てきたりするくらい、悲しくなるんですけど、

よかったことばかり覚えていたらそれはそれで

たぶん調子乗りの、うまくいかない、尊敬できない大人になっていただろうなあ。

このタワーに登ったことはないんですけど

思い入れだけは強くて。それこそ泣いてばかりの。

だから今日は、思い出の話になりました。

建物じゃなくても,泣いた記憶じゃなくても,

どうしても忘れられないことは誰にでも。

 

 

忘れたくないのに,忘れてしまったことも。

​忘れたいのに,忘れられないことも。

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no.7

20

SEPTEMBER

TUESDAY

大雨にさらされて、流れていく。

さらさらとひとつずつ消えていく。

あまりにもあっさりと、すんなりと、立ち去ってしまう。

名残惜しさにその腕を掴んで引き止めたら、暑さだけは残していってくれた。

そんな意地悪さえ、心地よい。

祭りの喧噪も、花火の熱も、団扇の風も、浴衣の息苦しさも、

海の温さも、金魚の赤も、かき氷の痛みも。

今年にしか会えなかった。

来年はきっとまた違った季節になる。

夏が終わる。

​雨が上がれば、秋はすぐそこに。

 

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no.6

21

AUGUST

SUNDAY

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チーム。

相手に向かっていく熱の量、思わず頬緩む声援、

噛んだ唇の痛みも、勝利に弾けた喜びだって

すべて分け合う。分かち合う。

決して独りでは味わえないこの感情を、

「青春」とまとめる。

チーム。

ぶつかっては離れ、悩んで、またぶつかりあって、

いつか混ざりあってとけあう時、

美しい弧を描く。その球体こそ、

チームの結晶、青春そのもの。

耳障りの良い音と共にネットに吸い込まれた。

​チームは、チームで在り続けて欲しい。

​真っ青な空に重なる高いゴールを、全員が目指す限りは。

no.5

28

JULY

THURSDAY

3人の、仕事も、生活も、何もかも違う、人がいました。

自分の中に通った理屈に基づいて、お話をしてくれました。

なかみは、理解できました。

けれどどうしても飲み込めない、子供には、まるで身勝手に見えてしまう欠片もありました。

すばらしい、お話なのに。面白いのに、深いのに。

どうして。

3人に共通しているのは、相手の話に耳を傾けることがないところ。

疑問を持つ前に、答えを出して、それを一生の正義だとするところ。

尊敬する師匠が言っていた「聞く耳を持ち続けたい」という言葉の本当の意味と、

それが、思う以上にむずかしいということが、分かったので

聞く耳は持ち続けたい。聞いて,理解できるように,勉強したい。

文字を読み続けるということをしたい。

そして、納得するのも、信じるのも、

ひたすらに勉強する真面目な大人とか、ひたすらに陶器を作る優しい大人とか、

ひたすらに働く悪い大人とか、そういった人だけで良い。

 

​信じてます。大人たち。

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no.4

3

JULY

SUNDAY

鬱々とした雨の毎日。

かと思いきや、猛暑が何でもないような顔してやってきた。

邪魔なの!と傘を捨てた彼女は、晴れ間の向こうに走り抜けていった。

そんな自由な少女に憬れる。

そんな風に何にも捉われず、邪魔なものを邪魔だと言って駆け抜けてみたい。

本当のところは何にも縛られていないことに気がついて、縛っているのは自分自身だとさとる。

誰かが連れ出してくれるのを待ってる。でもそれは、単なる甘え。

真っ白い少女は自分で駆けていった。

もう少し、もう少しで、

​私も自由になる。

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no.3

22

JUNE

WEDNESDAY

重みに軋むように曲がった指に、危なっかしさを感じていたのも束の間。

驚異的な速度で教えを飲み込んで、ぐんぐん腕を上げる。

一緒に写真が撮れるなんて思ってもみなかったから、

その喜びばかりで、悔しさなんて感じない。

同じものを撮っているのに、自分とは全く違う「一枚」が出来上がって。

その度に気付きあって、囁きあって、笑い合うことが、とびきりの幸せだ。

 

「次は何を撮ろう」

 

いつもより弾んだ声に、思わず吹き出す。

その笑い声に、ちょっと不服そうに振り向いた。

なんだかその一瞬を逃したくなくて、カメラを構える。

 

私にしか撮れない「一枚」

誰とも”同じ”にはならない、「一枚」

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no.2

MONDAY

31

MAY

古い喫茶店の窓際の席、万年筆を握って、真っ新な原稿用紙と対峙。

マセガキな私は未だそんな空間を、一度で良いから体験したいと思っている。

今はオシャレなカフェでMacbookを広げている方が、憧憬の的になるに違いないのに。

 

体験してみたいのに、しないのは、そもそも原稿用紙を使わないのでそれをする理由がないから。

でも本当は、出来ない理由も、どこにもない。

 

出来るのに、気持ちが追い付いていなくて出来ないことと

出来ないのに、気持ちばかりが先走って結局出来ないこと。

総て自分のはなしなのに、うまく折り合いを付けるのは、何だかとびぬけて、難しいことに思える。

 

バス停が分からなくなったバスは、どこに行けば良いんだろうね。

​迷っているうちに、停まってしまいそう。

 

 

                                            「急停車にご注意」

no.1

15

MAY

SUNDAY

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